PLESK 7.5 RELOADED > ドメインを管理する

DNS設定をカスタマイズする

Pleskを介してユーザは作成したドメインのDNS設定をカスタマイズできます。またPlesk管理者はクライアントにDNS設定をカスタマイズする権限を与えることができます。しかしクライアントはDNSの設定を変更する前に、DNSについてよく理解していなくてはなりません。

DNSを誤って設定すると、Web、メール、FTPサービスが適切に機能しなくなります。

DNSレコードのタイプ

アクセス可能なDNSレコードには5つのタイプがあります。

A = アドレス - このレコードはホスト名をIPアドレスに変換するために使用されます。

CNAME = 別名 - ドメインの追加的なホスト名もしくは、ホストのエイリアスを作成するために使用されます。

NS = ネームサーバ - ドメイン名とドメインの情報を保存しているネームサーバの関連を定義します。1つのドメインを複数のネームサーバと関連付けることができます。

MX = メールエクスチェンジ - ドメインのどこにメールを配送するかを定義します。

PTR = ポインタ - ドメインの個々のホストのホスト名とIPアドレスを定義します。IPアドレスをホスト名に変換します。

DNS設定を変更する

PleskはデフォルトDNSの設定をサーバのDNS設定から取得します。DNS設定を変更するには、以下の手順で実行します。

  1. ドメイン管理ページで(DNS)アイコンをクリックしてDNS設定ページにアクセスします。

  2. DNSゾーン状態アイコンはDNSがONかOFFかを示します。

    • ドメインのDNSをONもしくはOFFに変更するには(有効)または(無効)アイコンをクリックします。

    • DNSゾーンをOFFにすると、ページが更新され、ネームサーバのリストのみ残ります。

    • リモートDNSを使用していて、ドメインのDNSをOFFにする場合は、まずドメインの適切なNSエントリを作成し、サーバDNSセクションで設定されたDNSテンプレートによって作成されている可能性のある他の不適切なNSエントリを削除します。ここでDNSをOFFにします。ドメインのネームサーバがリンクとしてリストに残ります。

    • これらのネームサーバを選択してテストしてみることができます。いずれかのネームサーバを選択すると、ドメインのそのネームサーバのDNSレコードをチェックするNSLookupが実行されます。NSLookupはドメインのためのAレコードやwwwのためのCNAMEレコード、MXレコードをこれらの基本的なレコードが適切にネームサーバを解決するかを確実にするため、それぞれ検証します。この結果はユーザインターフェースに表示されます。

  3. DNSエントリを追加するには、作成するレコードのタイプを選択して、[追加]をクリックします。それぞれのレコードタイプで独自の設定をする必要があります。特定のDNSゾーンでDNSエントリを作成するには、そのゾーンの名前がすべてのエントリに提示されている必要があります。Pleskはゾーン設定で不要なエラーが発生することを防ぐために変更不能なフィールドを設定しています。

    • AレコードではAレコードを作成するドメイン名を入力する必要があります。メインドメインのためにAレコードを設定する場合は、入力フィールドは空欄にします。Aレコードをネームサーバのために設定する場合は、ネームサーバのための適切な入力(例:ns1)をする必要があります。次に適切なドメイン名と関連づけるIPアドレスを入力します。[OK]をクリックすると、入力が更新されます。

    • NSレコードでは、NSレコードを作成するドメイン名を入力する必要があります。メインドメインのためにNSレコードを設定する場合は、入力フィールドを空欄にします。次に適切なネームサーバの名前を入力フィールドに入力します。この名前はフルネームである必要があります(例:ns1.mynameserver.com)。[OK]をクリックすると、入力が更新されます。

    • MXレコードではMXレコード作成するドメイン名を入力する必要があります。メインドメインのためにMXレコードを設定する場合は、入力フィールドを空欄にします。次にメールエクスチェンジャを入力します。これはあなたのメールサーバの名前です。リモートで'mail.myhostname.com'という名前のメールサーバを稼動させている場合は、'mail.myhostname.com'と入力フィールドに入力します。次にメールエクスチェンジャの優先度を設定する必要があります。ドロップダウンボックスを使用して、優先度を選択します:0が最高の優先度、50が最低の優先度となります。リモートのメールサーバを使用する場合は、適切なAレコードおよび/またはCNAMEレコードを追加する必要があります。[OK]をクリックすると、入力が更新されます。

    • CNAMEレコードでは、まずCNAMEレコードを作成するエイリアスドメイン名を入力します。次にエイリアスをつけるドメイン名を入力します。どのようなドメイン名を入力することも可能です。これは同じサーバ上に常駐する必要はありません。[OK]をクリックすると、入力が更新されます。

    • PTRレコードでは、まずポインタを設定するIPアドレス/マスクを入力します。次にこのIPを移送する適切なドメイン名を入力します。[OK]をクリックすると、入力が更新されます。

  4. DNSレコードを削除するには、該当するチェックボックスを使って削除するDNSレコードを選択して、[選択対象を削除]をクリックします。削除の前に確認のメッセージが表示されます。

DNS設定ページから、DNSゾーンのタイプをマスターからスレーブにスイッチできます。

DNSゾーンをスイッチするには、以下の手順で実行します。

  1. (スイッチ)アイコンをクリックします。DNSゾーンプロパティページが開き、DNSゾーンがスレーブに変更されます。

  2. DNSマスターサーバのIPを入力フィールドに入力して、[追加]をクリックします。 すぐに新しいDNSマスターサーバレコードがDNSマスターサーバのリストに追加されます。

  3. DNSマスターサーバレコードを削除するには、削除するレコードをチェックボックスを使って選択し、[選択対象を削除]をクリックします。

DNSゾーンのタイプをマスターに戻すには、再び(スイッチ)アイコンをクリックします。DNS設定ページに戻ります。

DNSゾーンをDNSテンプレートから復元するには、テンプレートに設定するIPアドレスをドロップダウンリストから選択します。 必要な場合は、www接頭辞を追加して、デフォルトボタンをクリックします。 DNSゾーンが復元されます。


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